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【14畳用】エアコンの冷暖房能力と電気代を知りたい人は、仕様を見よう!

2021年11月23日

エアコンの冷暖房能力や電気代を知りたい時って、何を見ればいいの?

エアコンの基本能力が載っている仕様を見ればわかるよ

エアコン仕様のハテナ

  • エアコンの仕様を見ると、何がわかるの?
  • エアコンの仕様って、何から見ればいいの?
  • エアコンの仕様って、何を比較すればいいの?

こんな疑問にお答えします。

エアコンの機能ってメーカーによって異なるから比較しづらくて

エアコンの機能はメーカー独自のものもあるけど、基本能力は統一基準で数値化してるからわかりやすいよ

本サイトでは、日々の生活に欠かせない洗濯を、今の生活様式にあった形で楽に時短するための方法やグッズを解説しています。

本記事では、部屋干し家電としても欠かせないエアコンの中で、エアコンの仕様の見方「14畳用エアコン」の基本能力を詳しく解説します。

エアコン選びに迷ったら、仕様を見て基本能力を比較しよう

教えて!

エアコンの仕様を見ると、何がわかるの?

答え

エアコンの仕様を見ると基本能力が載っているので、冷暖房能力や電気代など知りたいエアコンの実力がわかります

詳しく解説します。

エアコンの仕様を見るメリットとデメリット

エアコンの仕様を見ると基本能力がわかります。

基本能力は統一基準で数値化されているので、購入を検討している複数のエアコンの優劣を客観的な数値で判断できるというメリットがあります。

例えば電気代が一番安いエアコンが知りたい場合、該当する能力数値を見比べるだけでどの機種が優れているかはっきりします。

1時間あたりや1年間あたりの電気代の目安は計算が必要ですが、機種ごとにわかるので比較可能です。

しかしエアコンの仕様は、基本能力に関する知識がないと優劣を判断できないというデメリットもあります。

数値が大きい方が優れている能力もあれば、数値が小さい方が優れている能力もあるからです。

仕様には基本能力の意味まで詳しく載ってないし…

この記事を読めば、基本能力の意味やチェックポイントがわかるよ!

ここがポイント

エアコンの仕様に載っている基本能力は、統一基準で数値化されているので、メーカーが異なる機種でも比較ができます

仕様を見ればわかるエアコンの基本能力

各エアコンメーカー公式WEBサイトの製品情報ページや商品パンフレットでは、エアコンの仕様とともにこのような基本性能カタログを表記しています。

14畳用エアコン基本性能カタログ ※サンプル

この基本性能カタログは、メーカーによって表記の順番が違う、または一部の能力の表記がない場合もあります。

同じ基準で能力を数値化したのに、表記方法はバラバラなんだね

表記まで統一してくれるとユーザーフレンドリーなんだけどね

いずれにせよ、このカタログの見方がわかれば、エアコンの基本能力がわかるようになります。

でも期間消費電力量の意味がわかっても、その数値が他の機種よりいいのか悪いのかわからないよ?

それがわかるように、このサイトでは国内9メーカーのエアコンの仕様を徹底調査して、基本能力を比較できるようにしたよ!

国内9メーカー121機種の仕様を集計して徹底比較

本サイトでは、2022年7月現在販売しているエアコンのうち、国内9メーカーの計121機種の「14畳用エアコン」の仕様を徹底調査しました。

本記事では、「14畳用エアコン」の仕様の見方を、能力の最高数値や最低数値とともに解説します。

集計した数値には

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

このような目印があるので、ぜひ参考にしてください。

「14畳用エアコン」比較内容

  • 国内9メーカーのエアコン121機種
  • 対応畳数は「おもに14畳用
国内9メーカー一覧
  • アイリスオーヤマ
  • CORONA
  • SHARP
  • ダイキン
  • 東芝
  • Panasonic
  • 日立
  • 富士通ゼネラル
  • 三菱電機

※メーカー名は五十音順


エアコンの仕様を見る時は、初めに畳数を確認しよう

教えて!

エアコンの仕様って、何から見ればいいの?

答え

気になるエアコンが、使いたい部屋の畳数に対応しているか確認しましょう

詳しく解説します。

【対応畳数】使う部屋の広さにあったエアコンの仕様を確認

エアコンの仕様は「おもに6畳用」「おもに14畳用」というように、対応する畳数ごとに分けて表記されています。

対応畳数

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋

これは、エアコンを使用する部屋の広さ=対応畳数によって暖房能力と冷房能力の標準能力が定められているからです。

対応畳数と標準能力(18畳用まで)

対応畳数標準能力(暖房)標準能力(冷房)
6畳用2.2kW
2.5kW
2.8kW
2.2kW
8畳用2.8kW
3.2kW
3.6kW
2.5kW
10畳用3.6kW
4.0kW
4.2kW
2.8kW
12畳用4.2kW
4.8kW
3.6kW
14畳用5.0kW
6.0kW
4.0kW
18畳用6.7kW5.6kW

エアコンは、同じ機種でも「10畳用は冷房能力が高い」のに「14畳用は冷房能力が高くない」ということもあるので、使いたい部屋の広さに適さない対応畳数の仕様を確認しても意味がありません。

14畳の部屋で使うエアコンを購入する場合は、14畳用の仕様をチェックしましょう。

エアコンは機種によって対応畳数が異なる

エアコンは、同じメーカーでも機種によって対応畳数が異なります

一例として、ダイキンエアコン2022年モデル3機種の対応畳数を見てみましょう。

ダイキンエアコン2022年モデル3機種の対応畳数
対応畳数R
シリーズ
M
シリーズ
VX
シリーズ
6畳用
8畳用
10畳用
12畳用-
14畳用-
18畳用-
20畳用--
23畳用--
26畳用--
29畳用--

このように機種(シリーズ)によって対応畳数が異なるので、欲しいエアコンの対応畳数に使いたい部屋の広さが含まれているか確認が必要です。

ここがポイント

エアコンの仕様を見る時は、使う部屋の広さにあった対応畳数の仕様を見て、能力を確認しましょう

購入を検討している機種の対応畳数と、エアコンを使いたい部屋の広さが合っているか確認しましょう

【畳数の目安】冷房よりパワーが必要な暖房を優先

エアコンの対応畳数には、さらに【畳数の目安】があります。

これは、同じ対応畳数でも暖房と冷房では部屋を設定温度にするために必要なパワーが異なるからです。

畳数の目安

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋
  • 暖房

11畳木造南向き和室の場合の目安

14畳鉄骨アパート南向き洋室の場合の目安

  • 冷房

11畳木造南向き和室の場合の目安

17畳鉄骨アパート南向き洋室の場合の目安

【畳数の目安】では「11~14畳」「11ー14畳」という表記方法が多いのですが、「11畳から14畳までの広さに対応」という意味ではありません。

木造住宅と鉄骨住宅、それぞれの【畳数の目安】を表記しています

鉄骨住宅の方が気密性が高いため、木造住宅よりも適用畳数は広くなります。

【畳数の目安】は暖房を優先しよう

エアコンは冷房運転時より暖房運転時の方がよりパワーを使うので、暖房の方が【畳数の目安】が小さくなります。

エアコンを効率よく使うために、使う部屋の畳数に合わせて選ぼう

エアコンは、標準パワーで余力がある状態で使った方が、効率よく省エネになります。

使う部屋より小さい対応畳数のエアコンを選ぶと、設定温度になるまで時間がかかるため、最大パワーでの運転時間が長くなってしまいます

14畳用エアコンの場合、最も年間電気代の目安が安いエアコンでも、最小消費電力時と最大消費電力時の1時間あたりの電気代にこれだけの差があります。

1時間あたりの電気代の目安一例
消費電力暖房冷房
最小2.84円2.84円
標準25.92円25.38円
最大94.50円36.45円

ここがポイント

【畳数の目安】は、よりパワーが必要な暖房の適用畳数を優先しましょう

使う部屋の畳数に適した能力を持つエアコンを選ぶと省エネになります


エアコンの比較時に重要な3つの基本能力

教えて!

エアコンの仕様って、何を比較すればいいの?

答え

3つの基本能力、能力消費電力期間消費電力量を比較しましょう

詳しく解説します。

エアコンで重視するのは能力・消費電力・期間消費電力量

エアコンの基本能力を比較する時にチェックするべきポイントが3つあります。

エアコンの比較ポイント

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋
  • 能力(標準能力、能力の幅、低温暖房能力)=暖房/冷房能力がわかる
  • 消費電力=暖房/冷房運転時の1時間あたりの電気代の目安がわかる
  • 期間消費電力量=エアコンの1年間あたりの電気代の目安がわかる

エアコンの基本能力で重視するのは、暖房/冷房能力、そしてランニングコストの目安となる暖房/冷房運転時の電気代年間電気代です。

この3つのポイントをチェックすれば、基本能力が優れたエアコンがわかります。

さらに詳しく

除湿能力のハナシ

エアコンには暖房と冷房のほかに除湿もありますが、仕様には除湿能力の表記はありません。これは、除湿が冷房の仕組みを応用しているからです。冷房能力が高ければ除湿能力も高く、冷房能力が低ければ除湿能力も低くなります。

管理人

エアコンの3つの除湿方式(弱冷房除湿、再熱除湿、ハイブリッド除湿)の特徴は、下記の記事で詳しく解説しています

関連記事
弱冷房除湿や再熱除湿って?除湿方式で決まるエアコンの選び方

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【能力】能力範囲で暖房・冷房能力がわかる

【能力】では、能力範囲を見ると暖房能力と冷房能力が詳しくわかります。

能力(標準能力/範囲)

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋
  • 標準能力

部屋の大きさに応じたエアコン能力の目安。数値が大きいほど能力は高いが、【畳数の目安】が同じエアコンの標準能力は全て同じ

  • 能力範囲

最小値|最小値が小さい方が、より温度管理能力が高い

最大値|最大値が大きい方が、より短時間で部屋を暖める/冷やす能力が高い

幅|幅が大きい方が、よりパワーの範囲が広く能力が高い

それぞれを解説します。

【標準能力】対応畳数によって定められているので比較不要

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋

標準能力の数値が大きいエアコンほど、連続運転させた時により大きなパワーを安定して出せます。

しかし、エアコンは対応畳数によって能力(標準能力)が定められています

14畳用エアコンの暖房標準能力は5.0kWと6.0kWの2種類ありますが、6.0kWのエアコンが暖房能力ランキングの上位を独占しているわけではありません。

そして14畳用エアコンの冷房標準能力は1種類です。

エアコンを比較する時に、標準能力は重要ではありません。

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

畳数の目安と標準能力|暖房
畳数の目安11畳-14畳13畳-17畳
標準能力5.0kW6.0kW
機種数114機種7機種
畳数の目安と標準能力|冷房
畳数の目安11畳-14畳
標準能力4.0kW
機種数121機種

ここがポイント

対応畳数を基準にエアコンを選ぶ時は、標準能力を比較する必要はありません

【能力範囲の最小値】細かい温度調整能力が高いエアコンがわかる

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋

能力範囲の最小値が小さいほど、温度調整が細かくできるエアコンです。

温度管理能力が高いと、細かい温度設定ができるので身体への負担が少なくなります

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

能力範囲の最小値|暖房
最高値0.2kW
平均値0.6kW
最低値0.9kW

ここがポイント

能力範囲の最小値0.2kWが、最も優れたエアコンです

能力範囲の最小値0.2~0.5kWまでが、平均より優れたエアコンです

能力範囲の最小値|冷房
最高値0.2kW
平均値0.7kW
最低値0.9kW

ここがポイント

能力範囲の最小値0.2kWが、最も優れたエアコンです

能力範囲の最小値0.2~0.6kWまでが、平均より優れたエアコンです

【能力範囲の最大値】短時間で素早く暖房/冷房できるエアコンがわかる

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋

能力範囲の最大値が大きいほど、短時間で部屋を暖める/冷やす能力が高いエアコンです。

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

能力範囲の最大値|暖房
標準仕様のみ寒冷地仕様含む
最高値12.2kW12.8kW
平均値8.2kW8.8kW
最低値5.5kW5.5kW

ここがポイント

  • 標準仕様のみ

能力範囲の最大値12.2kWが、最も優れたエアコンです

能力範囲の最大値12.2~8.3kWまでが、平均より優れたエアコンです

  • 寒冷地仕様含む

能力範囲の最大値12.8kWが、最も優れたエアコンです

能力範囲の最大値12.8~8.9kWまでが、平均より優れたエアコンです

能力範囲の最大値|冷房
最高値6.0kW
平均値4.8kW
最低値4.2kW

ここがポイント

能力範囲の最大値6.0kWが、最も優れたエアコンです

能力範囲の最大値6.0~4.9kWまでが、平均より優れたエアコンです

【能力範囲の幅】より能力が高いエアコンがわかる

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋

能力範囲の幅が大きいほどパワーの範囲が広く、より能力が高いエアコンです

畳数の目安が同じであれば、重視するのは標準能力より能力範囲の幅です。

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

能力範囲の幅|暖房
標準仕様のみ寒冷地仕様含む
幅の最大0.4~12.2kW0.6~12.8kW
11.8kW12.2kW

ここがポイント

  • 標準仕様のみ

能力範囲の幅0.4~12.2kW・差11.8kWが、最も優れたエアコンです

  • 寒冷地仕様含む

能力範囲の幅0.6~12.8kW・差12.2kWが、最も優れたエアコンです

能力範囲の幅|冷房
幅の最大0.5~5.8kW
5.3kW

ここがポイント

能力範囲の幅0.5~5.8kW・差5.3kWが、最も優れたエアコンです

さらに詳しく

【低温暖房能力】寒冷地など、より寒い環境での暖房能力がわかる

冬に雪が多く降る北海道や東北、北陸地方の寒冷地にお住いの方は、低温暖房能力もチェックしましょう。

低温暖房能力

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋
  • 室温20℃・外気温2℃の条件で暖房運転する時のパワーの大きさ(最大能力)
  • この数値が高いエアコンほど外気温が低い条件でより早く部屋が暖まる

エアコンの暖房能力を示す標準パワーとパワーの範囲は、室温20℃・外気温7℃の条件で暖房運転する時の能力です。

低温暖房能力は、室温20℃・外気温2℃の条件で暖房運転する時の最大出力ですので、より寒い環境での暖房能力がわかります。

管理人

低温暖房能力は公開されていない機種がいくつかあるので、他の能力のように121機種全ての統計ではありません

低温暖房能力|外気温2℃
最高値9.5kW
平均値6.6kW
最低値4.0kW

エアコンには、さらに暖房能力を高めた寒冷地仕様があります。

寒冷地仕様のエアコンは外気温2℃の低温暖房能力のほかに、外気温-15℃の低温暖房能力も表記されています。

低温暖房能力|外気温-15℃
最高値7.6kW
平均値6.9kW
最低値5.6kW

【消費電力】1時間あたりの電気代の目安がわかる

【消費電力】では、暖房時と冷房時の1時間あたりの電気代の目安がわかります。

消費電力(最小~最大)

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋
  • 最小消費電力|最小出力運転時に消費する電力量

最小消費電力に電気代単価をかけると、1時間あたりの最小電気代の目安がわかります

  • 最大消費電力|最大出力運転時に消費する電力量

最大消費電力に電気代単価をかけると、1時間あたりの最大電気代の目安がわかります

電気代を求めるために必要な電気代の単価は、27円/kWhで計算します。

電気代は電力料金と使用時間で算定されます。電力料金は地域により異なる場合がありますので、家電公取協では、電気事業連合会のご協力により得られた全国の電力料金を踏まえ、目安単価を決めています。現在の目安単価は、27円/kWh(税込)です。

よくある質問 Q&A|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会(https://www.eftc.or.jp/qa/)より引用

1時間あたりの電気代計算式

消費電力量(kW) × 電気代単価(円/kWh)=1時間あたりの電気代

【消費電力】暖房|1時間あたりの電気代の目安がわかる

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋

あくまで目安ですが、1時間あたりの電気代がわかります。

※画像のサンプルカタログの場合
  • 最小|80(W)÷ 1,000 × 27(円)= 約2円(2.16円)
  • 最大|3,730 (W)÷ 1,000 × 27(円)= 約101円(100.71円)

サンプルカタログの場合、暖房時の1時間あたりの電気代の目安は約2円~約101円です

管理人

消費電力は(W)表記なので、(kW)に換算するのを忘れないでください

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

暖房消費電力|1時間あたりの電気代
最小消費電力最大消費電力
最安値1.62円(60W)48.60円(1,800W)
最高値5.40円(200W)108.00円(4,000W)
平均値3.58円(132.5W)80.27円(2,973W)

ここがポイント

  • 暖房最小消費電力

1時間あたりの電気代の目安は1.62~5.40円、平均より安くなるのは130Wまでです

  • 暖房最大消費電力

1時間あたりの電気代の目安は48.60~108.00円、平均より安くなるのは2,900Wまでです

【消費電力】冷房|1時間あたりの電気代の目安がわかる

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋

あくまで目安ですが、1時間あたりの電気代がわかります。

※画像のサンプルカタログの場合
  • 最小|85(W)÷ 1,000 × 27(円)= 約2円(2.29円)
  • 最大|1,330(W)÷ 1,000 × 27(円)= 約36円(35.91円)

サンプルカタログの場合、冷房時の1時間あたりの電気代の目安は約2円~約36円です

管理人

消費電力は(W)表記なので、(kW)に換算するのを忘れないでください

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

冷房消費電力|1時間あたりの電気代
最小消費電力最大消費電力
最安値1.62円(60W)35.91円(1,330W)
最高値6.48円(240W)52.92円(1,960W)
平均値3.72円(137.75W)42.90円(1,589W)

ここがポイント

  • 冷房最小消費電力

1時間あたりの電気代の目安は1.62~6.48円、平均より安くなるのは135Wまでです

  • 冷房最大消費電力

1時間あたりの電気代の目安は35.91~52.92円、平均より安くなるのは1,500Wまでです

【期間消費電力量】1年間あたりの電気代の目安がわかる

【期間消費電力量】では、暖房時と冷房時の1年間あたりの電気代の目安がわかります。

期間消費電力量

14畳用エアコン基本性能カタログ ※一部抜粋
  • 期間消費電力量|1年間に消費する電力量の目安

期間消費電力量に電気代単価をかけると、1年間あたりの電気代の目安がわかります

ここがポイント

期間消費電力量の数値が小さいほど、年間を通じた消費電力量が少ない機種です

【期間消費電力量】1年間あたりの電気代の計算式

電気代を求めるために必要な電気代の単価は、27円/kWhで計算します。

電気代は電力料金と使用時間で算定されます。電力料金は地域により異なる場合がありますので、家電公取協では、電気事業連合会のご協力により得られた全国の電力料金を踏まえ、目安単価を決めています。現在の目安単価は、27円/kWh(税込)です。

よくある質問 Q&A|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会(https://www.eftc.or.jp/qa/)より引用

1年間あたりの電気代計算式

期間消費電力量(kWh) × 電気代単価(円/kWh)=1年間あたりの電気代

さらに詳しく

期間消費電力量とは、エアコン購入時にランニングコスト(使い続けるために必要な費用)の目安となるように、日本の国家規格であるJIS C 9612:2013に基づき定められたものです。

エアコンの省エネ性を表す指標として期間消費電力量(kWh)をエアコンのカタログに記載しています。エアコンご購入時には、この値をランニングコストのめやすとしてご確認ください。 (JIS C 9612:2013)

―算出基準―
外気温度:東京をモデルとしています。
設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
期間:冷房期間(5月23日~10月4日)暖房期間(11月8日~4月16日)
時間:6:00~24:00の18時間

一般社団法人 日本冷凍空調工業会(JRAIA)期間消費電力量を省エネ性のめやすにお選びください(https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/e_saving_energy.html)より引用
※算出基準は一部抜粋

家電の中でも年間電気代が高いエアコンにとって、ランニングコストの目安となる期間消費電力量は重要です。

エアコンの購入時には必ず確認しましょう。

もっと詳しく

消費電力期間消費電力量って何が違うの?

  • 消費電力

暖房/冷房運転時の1時間あたりの電気代の目安がわかる

  • 期間消費電力量

暖房と冷房を季節に応じて通年使用した場合の1年間あたりの電気代の目安がわかる

【期間消費電力量】実際に1年間あたりの電気代の目安を計算しよう

期間消費電力量を元に、1年間あたりの電気代の目安を計算してみましょう。

※画像のサンプルカタログの場合
  • 1,066(kW)× 27(円)= 28,782円

サンプルカタログのエアコンの場合、1年間あたりの電気代の目安は28,782円です

管理人

期間消費電力量は(kW)表記なので、消費電力のように換算する必要はありません

国内9メーカー「14畳用エアコン」121機種の集計結果

期間消費電力量|1年間あたりの電気代
期間消費電力量年間電気代の目安
最安値958kWh25,866円
平均値1,362kWh36,774円
最高値1,636kWh44,172円

ここがポイント

期間消費電力量の最小は958kWhで、1年間あたりの電気代の目安は25,866円です

平均より安くなるのは1,300kWhまでです

さらに詳しく

省エネ基準達成率APF(通年エネルギー消費効率)はチェックしなくていいの?

省エネ基準達成率やAPF(通年エネルギー消費効率)は省エネ性能の目安ですが、順位は期間消費電力量とほぼ比例します。

実際に全てのエアコンをそれぞれの能力順で並べ変えても、購入機種を考え直すほどの順位の変動はほぼありません。

1年間あたりの電気代の目安がわかる期間消費電力量をチェックした方が、比較しやすいと思います。

管理人

本サイトが独自に作成した基本性能カタログとあわせて掲載する順位レーダーチャートでは、省エネ基準達成率とAPFの順位もフォローしています


重要な基本能力をチェックしやすいオリジナルカタログ

エアコンの能力が一目で比較できる本サイトの基本性能カタログ

本サイトでは、各メーカーのエアコンの基本能力が比較しやすいように、オリジナルの基本性能カタログを作成して使用しています。

本サイトオリジナル エアコン基本性能カタログ

本サイトでエアコンの基本能力を解説する場合は、全てこのオリジナルカタログに統一してご紹介します。

ぜひ購入時の製品比較にご活用ください。


まとめ|エアコンの仕様を見る時のチェックポイント

エアコンの仕様を見ると何がわかるの?

  • エアコンの仕様には統一基準で数値化した基本能力が載っているので、メーカーが異なっても冷暖房能力や電気代の比較ができます

エアコンの仕様って、何から見ればいいの?

  • 購入対象のエアコンが、使いたい部屋の広さ(畳数)に対応しているかチェックしましょう

エアコンの仕様って、何を比較すればいいの?

  • 【能力】のうち、能力範囲低温暖房能力を見て、暖房能力と冷房能力をチェックしましょう
  • 【消費電力】で、暖房と冷房の1時間あたりの電気代の目安をチェックしましょう
  • 【期間消費電力量】で、1年間あたりの電気代の目安をチェックしましょう

今回は以上です。

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