家事なんてめんどくさい。やることたくさんあって手間もかかるのに、会社の仕事と違って給料がもらえるわけじゃないし。大体、今はどんなものでも代行サービスがあるから、別にできなくてもいいでしょ。
家事はめんどくさいからやりたくない!と思っているあなたにお伝えします。
家事をしないなんて。人生、損していますよ。
本記事の内容
- 家事が自分の人生を豊かにする
- 家事ができないと束縛されるコト
- まとめ:家事をおぼえて自分時間を満喫しよう
「家事なんてめんどくさい!」
「男性より女性の方が向いているって言うでしょ!」
「女性だから家事しろっていつの時代?」
「イマドキなんでも代行サービスあるんだから、使わない手はないよ。経済回さないとね!」
家事をやらない理由って人によってさまざまだと思います。なかには「やらない」のではなく「できない」という人がいらっしゃるのも承知しています。
今回は「やる気がないわけじゃないけど、家事をやる価値が見出せなくてやってない人」に向けた内容です。
といっても、「男女平等のこのご時世で、家事はパートナーに任せて仕事だけやればいいなんて時代錯誤!」的な話をしたいわけではありません。
いや、確かに時代錯誤だとは思いますが、例え今が昭和以前のように「家事は女性がやるのが当たり前」という風潮がより強かった時代でも、「みんな家事やりましょう!」って言っていたと思います。「人生楽しくなりますよ!」って。
あなたも家事をやりましょう。自分のために。
目次
家事が自分の人生を豊かにする
今回の内容は、一言でいうと「家事のススメ」です。
こういう話は大抵「男性も家事をやりましょう」的なスタンスになりがちですが、男性に限った話をしたいわけではありません。
「ジェンダーフリーな世の中にしましょう!」っていうスタンスで話したいわけでもありません(ジェンダーフリーを否定しているわけではありませんよ!)。
「あなたがこれをすることで、世の中が良くなっていくんです」という広い話でもありません。
理屈はそうだとしても、「自分一人じゃ何も変わらないでしょ」という本音は抑えられませんよね。
でも、あなたが家事をすることで変わるのはあなた自身です。
例え、家事をするようになったのがあなた一人だったとしても、確実にあなたの人生は変わります。
私が家事好きだから、あなたも仲間になりましょう!という勧誘でもなければ、妙な自己啓発セミナーに勧誘しているわけでもないのでご安心ください。
でも、もう一度繰り返します。
家事ができるようになれば、確実にあなたの人生は変わります。
家事ができれば選択肢が増える
「家事ができるようになっても、疲れて帰ってきた時に料理を作らされたら面倒」
こんな風に思って家事をやらないとしたら、なんてもったいない。損をしているだけですよ?
「疲れて帰ってきた時に料理を作らされたら面倒」っていう考え方は、家事ができない人の発想です。
家事ができる人はこう考えます。
「疲れて帰ってきたからこそ、自分が食べたい料理を作ろう!」
もちろん、いつもそういう考えでいるわけではありません。
でも、料理ができれば「明日は忙しくてヘトヘトになって帰ってくると思うから、今晩のうちに作って明日は温めるだけにしよう」とか「ここ最近ずっと忙しかったから、帰りに美味しいもの食べて帰ろう」というように、選択肢が増えるんです。
パートナーも家事ができれば、さらに選択肢は増えます。お互いに「今晩の料理は相手にお願いしたからゆっくりできる。その代わり明日はがんばろう!」なんてこともできます。
料理だけではありません。掃除でも洗濯でも同じように選択肢が増えます。あなたにも、あなたの周りにも。
家事ができて損をすることはありません。
家事ができれば行動範囲が広がる
「一日会社で働いてきたんだから、家事くらい勘弁してよ」
こんな風に思って家事をやらないとしたら、なんてもったいない。行動範囲を狭めているだけですよ?
家事というものは基本的にひとり一人に毎日ついてまわるものです。
程度の差はあっても、三食を用意することになります。
その日着た服は洗濯をすることになります。
そして、人がいてもいなくても家の中にホコリはたまります。
会社で一日働いてきたからといって、食事なしでお腹がいっぱいになるわけでも、一日着た服を洗濯する必要がなくなるわけでも、家の中が自然にキレイになるわけでもありません。
家事は、日付が変わったからといってリセットされません。どんどんたまっていくだけです。
「一日○○をがんばってきたから、今日の家事は勘弁」というのはみんな一緒です。
でも家事ができる人は、何をどうがんばっても家事がリセットされないことをよく知っています。
さぼればさぼるほど、どんどん増える家事をこなすために行動範囲が狭くなることを理解しています。
だからこそ積極的に家事をやろうとします。
「行動範囲が狭くなるから家事をやらない」のではなく「家事をやって行動範囲を広げる」のです。
家事ができた方が行動範囲は広がります。
しかも圧倒的に。
家事ができれば自由な時間が作れる
「休みの日に家事をやらされて、自分の時間がなくなるなんてありえない」
こんな風に思って家事をやらないとしたら、それこそありえません。時間をムダにしていますよ?
休みの日を有意義に使いたいのはみんな一緒です。
家事ができないと、「休みの日に家事をやらずに済ませる方法」を考えた挙句、「休みの日にゆっくりできなくなるから」なんて理由にならない理由を作ることになります。
家事に休みはありません。仕事は休みの日でも、家事はやらなければなりません。
でも家事ができる人はこう考えます。
「家事を休む日を作ろう!」
もちろん、家事をさぼるわけではありません(そういう日があってもいいと思いますけど)。
家事を休みたい日があれば、その日に掃除や洗濯をしなくて済むように調整するわけです。二日おきにやっている洗濯を一日ずらそうとか、買い物しなくていいように前の日にまとめて買っておこうとか。
何日か家を空けて洗濯物がたまることになっても、乾きやすいものは家で、乾きにくいものはコインランドリーを使えばいいやとか、いくらでも対応方法が浮かんできます。
家事をやる時間を調整することで、自分時間を作ることができます。
でも、家事ができないとこういう発想にたどり着きません。
家事はやるしかありません。でも、やるタイミングを選べば自分時間を作ることができます。
誰にも押し付けることなく、やるべきことをやったうえで、自分がやりたいこともできるんです。
時間をムダにしているのは、家事をしない自分自身です。
家事が自分の人生を豊かにする
- 家事ができれば、さまざまな状況への対応力がアップするため、選択肢が増える。
- 家事ができれば、家事をためこまないようになるため、行動範囲を広げることができる。
- 家事ができれば、家事にかかる時間を調整できるようになるため、自分時間を作ることができる。
家事ができないと束縛されるコト
家事に定年はない
料理・掃除・洗濯をはじめ、家事の多くは生活するうえで欠かせません。
ほぼ毎日、一生ついてまわります。
年齢を重ねて身体の自由が利かなくなればできなくなるかもしれませんが、だからといってあなたの身の回りの家事がなくなるわけではありません。介護という形でほかの誰かが代わりにやるだけです。
家事にサラリーマンのような定年はありません。
家事をやらない理由を作っていた人も、いつかその理由が使えなくなる日がきます。
「自分は会社で稼いでいるから」
「一日働いて疲れているから」
そんな理由で家事をパートナーに任せっぱなしにしていた人も、定年を迎え在宅するようになっても家事をしなければ「仕事もしないで家事をパートナーに依存するだけの人」でしかありません。
家事ができると、常に「自分でできる」という選択肢を持ちつつ、ほかの選択肢を自由に選ぶことができます。
イマドキ世の中にはいろんなサービスがあるでしょ。外食はもちろんテイクアウトだって充実しているし、代行サービスなんて「そんなものまであるの?」ってびっくりするくらいあるし。選択肢なんていっぱいあるよ!「自分でできる」なんて選択肢、必要ある?
ほかの選択肢を選ぶのが面倒な時でも、「自分でできる」という選択肢が常に手元にあるのは大きなメリットです。
家事ができないと、この先何年も毎日のように「家事の代替方法を選ぶ」ことに束縛されます。
「自分でできる」ことが損になることはありません。
家事は一生ものです。
でもこの言葉は、家事をできるかできないかで意味合いが全く異なります。
家事ができる人にとっては、家事は一生役に立ちます。
家事ができない人にとっては、家事に一生束縛されます。
定年を迎えてから家事を覚えてもいいと思いますが、若いうちからできた方がメリットがたくさんあることは今まで説明してきたとおりです。
家事ができて困ることはありません。
家事に定年はないからです。
外食や代行サービスが家事の代わりにならないワケ
家事ができなければ、外食や代行サービスがどんなにたくさんあっても、それらは選択肢としての価値はありません。
料理ができなくても外食すればいいし、掃除はもちろん洗濯だって代行サービスがあります。
でも「選択肢いっぱいあるじゃん!」って思うのは間違いです。
家事に関しての選択肢の基準は、家事をやるのが「自分か/他人か」ではありません。
家事が自分でできれば、SNSで見た美味しそうなメニューを自分でつくることもできれば、お店に食べに行くこともできます。
食事に行こうと思ったお店が休みでも、自炊に切り替えることができますし、空き時間に掃除するのも洗濯するのも、明日は会社休みだから今日は遊んじゃえ!と思いきるのも自由です。
自分の都合や気分に合わせて選択肢は豊富にあります。
家事に関しての選択肢の基準は、自分の都合で「やるか/やらないか」なのです。
やりたいと思えば自炊を選び、やりたくないと思えば外食やテイクアウトを選べます。
家事を自分でできるから、その他のものが選択肢になります。
家事ができないと、「自分がやる」という選択肢がないので、「お店や代行サービスにやってもらう」という一択に束縛されます。
一つしかないものを選択肢とは言えません。
家事ができないと、常にそのお店や代行サービスが提供する内容に自分の都合をあわせることになります。
料理・洗濯・掃除という毎日の生活にかかわるものを、自分の都合にあわせられないなんて、損していると思いませんか?
数あるレストランの中から、その時の自分に気分にあわせて選んでいるつもりでも、実は外食という一択に束縛されているだけなのです。
家事ができないと束縛されるコト
- 家事ができないと、「家事を自分でやる」という選択肢がないため、常に家事の代替方法を選びつづけることになる。
- 家事ができないと、お店や代行サービスの提供内容に常に自分の都合を合わせることになる。
まとめ:家事をおぼえて自分時間を満喫しよう
家事をおぼえると、自分の都合を優先して家事ができるようになります。
選択肢が増えて、行動範囲が広がって、自由な時間を作ることができます。
その時間を自分のために使うこともできれば、パートナーや家族のために使うこともできます。
家事はあなたのことを束縛しません。
今日からでも、明日からでも、次のお休みの日からでも構いません。
家事をはじめてみませんか?自分のために。
今回は以上です。