部屋干しにはサーキュレーターがおススメ!って言われたけど、扇風機があれば十分でしょ?
心地よい風で涼めるのは扇風機だけど、部屋干しならサーキュレーターがおススメだよ!
サーキュレーターのハテナ
- サーキュレーターって扇風機と何が違うの?
- どうして部屋干しにはサーキュレーターなの?
- 部屋干しに最適なサーキュレーターは?
こんな疑問にお答えします。
この記事は、日々の生活に欠かせない洗濯を、今の生活様式にあった形で楽に時短するための方法やグッズをご紹介している私が、サーキュレーターが部屋干しに最適な理由を詳しく解説します。
目次
サーキュレーターって、扇風機と何が違うの?
教えて!
サーキュレーターって扇風機と何が違うの?
答え
風をおこす目的が違います
詳しく解説します。
サーキュレーターと扇風機は風をおこす目的が違う
風をおこす家電として見てしまうと、違いがわかりにくいサーキュレーターと扇風機ですが、それぞれの特徴を照らし合わせると違いがよくわかります。
サーキュレーター | 扇風機 | |
---|---|---|
風をおこす目的 | 空気の循環 | 人が涼をとる |
風をおこす対象 | 空間 | 人 |
風の特徴 | 直進性のある強い風 | 広範囲に心地よい風 |
首振り | 上下左右 | 左右のみが多い |
本体の高さ | 低い機種が多い | 高さを変えられる機種が多い |
空間が基準のサーキュレーター
空気の循環が目的のサーキュレーターに必要なのは、空間全体に風を送る機能です。
ここがポイント
直進性のある強い風、上下左右の首振り機能、全高の低い本体は、空間全体に風を送って空気を循環させるために必要です
人が基準の扇風機
人が涼をとることが目的の扇風機に必要なのは、人に合わせて風を送る機能です。
ここがポイント
広範囲に心地よい風、左右の首振り機能、高さを変えられる本体は、人の行動範囲に合わせて心地よい風を送るために必要です
サーキュレーターと扇風機は活躍できる期間が違う
空気循環のサーキュレーターと涼をとる扇風機では、活躍できる期間が違います。
一年中使えるサーキュレーター
空間全体に風を送る機能に優れているサーキュレーターは、空気循環のほかに部屋の換気や部屋干しでも活用できます。
ここがポイント
空気循環・換気・部屋干しで使えるサーキュレーターは、一年中活躍します
暑い時季に活躍する扇風機
人が涼をとることに特化している扇風機が活躍できるのは、主に夏場だけです。
ここがポイント
心地よい風で涼をとるために使う扇風機は、夏のような暑い時季に活躍します
使う目的も特徴も全く異なるので、両方とも一家に一台あっても十分に活躍してくれます。
扇風機の機能が付いたサーキュレーターや、サーキュレーターの機能が付いた扇風機もありますが、扇風機として使うには心地よさがイマイチ、サーキュレーターとして使うにはパワー不足の場合がありますのでご注意ください
どうして部屋干しにはサーキュレーターなの?
教えて!
どうして部屋干しにはサーキュレーターなの?
答え
サーキュレーターは洗濯物を乾かすための3つの役割が同時にできるからです
詳しく解説します。
部屋干しには家電が必要【三種の神器】
自然の力を頼れない部屋干しでは、洗濯物が乾く仕組みのために家電の力を借ります。
そのために必要な家電が部屋干し三種の神器です。
部屋干し三種の神器
- エアコン【暖房/除湿】
- 衣類乾燥除湿機【除湿&送風】
- サーキュレーター【送風】
三種の神器で乾かす仕組み
室温を高くして水分を蒸発させる
エアコン
湿度を下げて蒸発した水分を拡散させる
衣類乾燥除湿機/エアコン
風をあてて空気を循環させる
サーキュレーター/衣類乾燥除湿機
【役割その1】洗濯物の周りの湿った空気と乾いた空気を循環させる
サーキュレーターの役割は、洗濯物の周りの空気の循環です。
ここがポイント
サーキュレーターの送風機能
- 洗濯物の周りの湿った空気と乾いた空気を循環させる
サーキュレーターがない場合
空気の流れがないと、洗濯物の周りは湿った空気が多くなり、蒸発した水分が拡散しにくくなります
洗濯物が乾く仕組みができると、部屋干しでも生乾き臭をおさえて乾かせます。
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扇風機でも同じように空気の循環はできないの?
扇風機でも、風を送り続ければ同じように空気は循環します。しかし、扇風機は【役割その2】と【役割その3】ができないため、サーキュレーターと比べると部屋干しには不向きです。【役割その2】と【役割その3】についてはこの後詳しく解説します。
【役割その2】水分がたまる洗濯物の下部分に重点的に風をあてる
洗濯物の水分は、乾かしているうちに重力の影響を受けて下にたまっていきます。
洗濯物を効率的に乾かすためには、水分がたまりやすい洗濯物の下部分に重点的に風をあてるのが大切です。
ここがポイント
サーキュレーターは低い位置から上方向に風を送れるので、水分がたまりやすい洗濯物の下部分に重点的に風があたります
扇風機でも同じように風をあてられないの?
扇風機の場合は背が高いため、丈の長い洗濯物の下部分に風をあてようと思うと送風部分を下に向ける必要があります。そうすると、洗濯物全体に風があたりません。
その点、サーキュレーターは洗濯物より低い位置から上に向けて送風するので、水分がたまる下部分へ送る風が洗濯物全体も乾かしてくれます。
洗濯物の丈の長さにかかわらず、低い位置から洗濯物全体に風をあてて効率よく乾燥させるやり方は、サーキュレーターの方が適しています。
【役割その3】洗濯物が乾きやすいアーチ干しに適した風を送る
洗濯物を干す時のおススメはアーチ干しです。
アーチ干し
丈の長い洗濯物(大人の衣類やタオルなど)を外側に、丈の短い物(子どもの衣類やハンカチなど)を内側にかける干し方です
- 外側に干す洗濯物は、空気に触れる面積が多く蒸発した水分が拡散しやすい
- 真ん中の洗濯物は、空気に触れる面積は少ないが丈が短く含んでいる水分も少ないので乾きやすい
- アーチ干しの真ん中に大きな空間ができるので、サーキュレーターが放射状に送る風が洗濯物全体にあたる
ここがポイント
サーキュレーターは上下左右に首振りして放射状に風を送れるので、アーチ状に干した洗濯物全体に風があたります
自動で左右の首振りができる扇風機で、同じように乾かせないの?
サーキュレーターは左右だけではなく、上下の首振りも自動でできます。そして上方向に角度を固定できるので、左右の首振りと合わせれば洗濯物全体に幅広く風をあてて乾かせます。
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【役割のまとめ】部屋干しサーキュレーターの3つの役割
サーキュレーターの3つの役割
- 洗濯物の周りの湿った空気と乾いた空気を循環させる
- 水分がたまりやすい洗濯物の下部分に重点的に風をあてる
- 洗濯物が乾きやすいアーチ干しに適した風を送る
部屋干しに必要なサーキュレーターの機能は?
教えて!
部屋干しに最適なサーキュレーターは?
答え
部屋干しに欠かせない機能があるサーキュレーターがおススメです
詳しく解説します。
上下左右の自動首振り機能がついた機種を選ぼう【絶対必須】
自動での上下左右首振り機能は、特に部屋干し乾燥では必須機能です。
この室内物干しのように上から下、左から右まで幅広く洗濯物に風をあてる場合は、上下左右の自動首振り機能がとても役立ちます。
ここがポイント
上下左右の自動首振り機能があると、部屋干しサーキュレーターの3つの役割がとてもやりやすくなります
サーキュレーターの3つの役割
- 洗濯物の周りの湿った空気と乾いた空気を循環させる
- 水分がたまりやすい洗濯物の下部分に重点的に風をあてる
- 洗濯物が乾きやすいアーチ干しに適した風を送る
サーキュレーターで乾かす場合は、風で洗濯物が一か所にかたよらないようにハンガーがけがついた室内物干しがおススメです。
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上下左右の自動首振り機能は、部屋の空気の循環をする時も大活躍します。
静音性に優れた機種を選ぼう【DCモーターがおススメ】
サーキュレーターの静音性はとても重要です。
洗濯物を乾かすため、部屋の空気を循環させるためとわかっていても、サーキュレーターの作動音で自分が聴きたいテレビや音楽が聴きづらいとストレスがたまります。
ここがポイント
日常生活の妨げになるような作動音がする機種では、サーキュレーターの日常使いが難しくなります
サーキュレーターの作動音が何デシベル(dB)かチェックしよう
静音性は、サーキュレーターの作動音が何デシベル(dB)かチェックすれば確認できます。
一般的には日常会話に支障がない50dB(換気扇の音相当)が静かさの目安と言われています。
「テレビや音楽を聴いている時に、換気扇が動いていたら結構気になる」人は、40dB(静かな住宅地や図書館相当)を静かさの目安にした方がいいかもしれません。
メーカーが静音性としてアピールするデシベル(dB)は、風力最大の場合ではない点に注意しましょう。
35dB(ささやき声相当)の静音性に惹かれたのに、風量1の場合だけだったなんてことも。
ここがポイント
10段階中の3段階くらいまでが 40dB(静かな住宅地や図書館相当) 以下であれば、静音性にとても優れた機種です
静音性に優れ、消費電力が少ないDCモーターを選ぼう
静音性の目安となるもう一つのポイントがモーターのタイプです。
ここがポイント
DCモーターの方が、ACモーターより静音性に優れている上に消費電力が少ないため電気代も安くすむ傾向にあります
DCモーターを搭載したサーキュレーターの全てが静音性に優れているわけではありません。
DCモーターを搭載した機種の方がACモーターより価格が高くなりますが、一年を通して使うのを考えると電気代が節約できるDCモーターがおススメです。
お手入れがしやすい機種を選ぼう【風がクリーン】
サーキュレーターは羽根などの内部がすぐにホコリまみれになります。
風を送るための吸気の際に室内のホコリを多く吸い込むからです。
サーキュレーターの電源を入れるたびに、風とともに舞い上がるホコリなんて見たくないですよね。
前面のカバーを外せるタイプだと、ホコリが気になった時にすぐにキレイにできます。
ホコリの堆積は故障の原因になるので注意しましょう。
ここがポイント
一年中使うサーキュレーターを永く使うためにも、お手入れのしやすさは重要なポイントです
【機能のまとめ】部屋干しに欠かせないサーキュレーターの機能
部屋干しに欠かせない機能
- 上下左右の自動首振り機能
- 静音性【DCモーターがおススメ】
- お手入れのしやすさ
まとめ:豊富な空気循環機能を持ったサーキュレーターで時短部屋干し
サーキュレーターが持つ空気を循環させるための豊富な機能は、部屋干し乾燥に欠かせません。
「突然の雨降りがある外干しはもうイヤ」と思っている人は、ぜひサーキュレーターを使ってみてください。
「部屋干しは乾きにくい」イメージが、「部屋干しってこんなに乾く」実感に変わると思います。
部屋干し三種の神器の力で洗濯物が乾く仕組みができると、部屋干しスペースが洗濯物が乾きやすい環境になります。
洗濯物が乾きやすい環境
気温が高い
洗濯物に含まれる水分が蒸発しやすい
湿度が低い
空気中に蒸発した水分が拡散しやすい
風がある
洗濯物の周りの湿った空気と乾いた空気が循環しやすい
今回は以上です。